すーさんが東京に行ったときだけアップする「すーさんの東京物語」。

 一昨日、青山であった展示会に行ってきました・・そして、久々に前を通ったブルックスブラザース。30年前とまったく変わらない外観を眺めていたら、心は「大学生・すーさん」に戻ってました。  「大学生・すーさん」は不出来な息子でした。学生・・「学ぶために生きる」のはずなのに、実際は学びもせず、バイトに明け暮れ、遊んでばかり。本分を忘れて楽して生きる・・“楽生”だったんです。その当時・・「親孝行」という言葉は自分の辞書にはありませんでした。

 2年生が終わった春休みだったと思います。突然、オヤジから電話があり「今、東京にいるから飯でも食おう」って言われたんです。正直・・気が進まなかったけど(笑)・・仕方なく待ち合わせ場所に行ってみました。そしたら、オヤジが顔を合わせるなり・・「オマエ、着る服はあるのか?」って言うんです。でっ、「あるよ」って答えたのに・・「オレについてこい」って言って連れて行かれたのがブルックスブラザース青山本店だったんです。
 そこでオヤジがあんまり言うので・・シャツを一枚買ってもらい、その後、食事をして別れました。帰りの電車の中で「オヤジは何も言わなかったなぁ」って何度も思いました。息子の生活ぶりは気づいていたはず・・ただ、むしろ怒られなかったことが心に響き・・自分が情けなくなりました。でっ、次の年から猛チャージして「遅れ」を取り戻し・・なんとか卒業できたんです。

 もうオヤジはこの世にいません・・・でも「あの日」のことは鮮明に覚えています。今考えると、ブルックスブラザースで買ってくれたシャツは「オマエのこと信じているからな」っていう、オヤジから息子への「エール」だった気がするんです。 

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