有明のビックサイトで行われた「ライセンシングアジア2009」に行って来ました。目的地は世界を舞台にビジネスを展開する親友Kが出展しているブース。
すーさんは他のブースに比べてひときわ輝く彼の会社のブースの前に立ち、「ついにここまできたのか」と感慨無量でした。そう、あの日のことを思い出して・・。
↓↓彼の会社のブース
それは6年前のちょうど今頃でした。Kと二人で車に乗っていたら助手席に座っていた彼が、「俺の夢を聞いてくれるか?」って言うんです。
「まだ誰にも言ってないけど・・俺は世界を舞台にビジネスしたい」
ハンドルを握っていたすーさんは耳を疑いました。
Kには申し訳ないですが、「こんな片田舎で?」「もう40近いのに?」「だいたいどうやって?」とそんなことが次々に頭をよぎりました。
彼は当時、飯田でひとりで商売をしていました。でも、昔から心に抱いていた事をどうしても実現したい気持ちがある。だから世界を相手にしたいと。
そして、彼は表向きは商売を続けながら、「世界の舞台」を追い求め、
2年ほど前に「知的所有権のビジネスをするから、東京へ行く」と自宅や店を引き払い、会社を東京に移しました。
その当時、確信は何もなかったでしょう。
でも、コネもない、お金もない状況の中、彼は一から様々な人々と関係を築いていきました。たぶん自分の内面にある本気の思いを「伝えたい」ということだけだったでしょう。
Kは昔から「堂々と語れない夢は夢なんかじゃない」と言ってました。彼のことだから何もない自分をさらけ出し、でもそれを卑下せず、それどころか強みにして、自分のビジネスへの想いを語り続けたことでしょう。
ブースではたくさんの人達を紹介されました。みんな彼が東京に行ってからビジネスパートナーとして得た人達でした。そんな彼の姿が誇らしく、また大いに勇気づけられる思いがしました。
すーさんは親友Kに教えられました。
いくつになろうとも、どこにいようとも自分の可能性に枠など作ってはいけないということを。やるまえから出来ない理由を語るのはどんなに無意味なことかを。
彼は一番したいことができる場所として「世界」を目指しました。でもすーさんの「世界」は飯田です。一番したいことが飯田にはあるんです。彼が「世界」を目指した気持ちと同じくらい強い気持ちで「飯田」や「CREEKS」を思いたい・・、そう思って止みません。