昨日に引き続き「すーさんの東京物語」です。

14日、乗換えで降りた渋谷駅でその構内にある不世出の奇才・岡本太郎が描いた「明日の神話」を見てきました。

 一昨年の11月に公開された全長30Mもあるこの壁画はナント!「核」がテーマなんです。
 核がテーマなんていうと重々しい暗い絵かな?なんて思っちゃいますが、全くそんな感じでは無いんですよ。むしろ明るい??
 
 よく見ると第五福竜丸がひょこひょこ踊ってるし、生まれたばかりのちっちゃいキノコ雲は、かわいい舌を出してる。そして、真ん中で、人間のつくりだした核を、ふきとばしているかのように燃えているガイコツ。

 「人間がつくりだした核というものをモチーフにして、逆に「ひとりの人間」の力のすばらしさを見せたかったのかもしれない。それを、岡本太郎は「明日の神話」と名づけたのね」と夫亡き後、敏子夫人が語っています。

 公開直後に見に行ったときは黒山の人だかり、今回は・・誰も見上げている人すらいない。足早に家路を急ぐ人々。そこをパチリ☆
 35年前にメキシコで行方不明になり、発見当時は大いに話題だった壁画も毎日前を通っている人たちには「日常の光景」に過ぎないのかもしれません。それも仕方ないか・・。

オバマ大統領が「核なき世界」を標榜しても拡散傾向に歯止めがかかりそうにないこの世界。「相手が持ってるから自分も持つ」論理に終わりはあるのでしょうか?
核は永遠に来ない「明日」の話であって欲しい。絵を見あげながら、そんなことを思ったすーさんでした。

 あっ、いつになくテーマがシリアス!?すんません。
明日からはCREEKSらしく軽いタッチに戻しまーす!!

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